ガスエアロをてきとうに観察
今回は、「大阪シティバスのガスエアロをてきとうに観察」ということで、取り上げる車両は下の写真に写っている水色帯の車両、CNGガス車両の三菱 エアロスターです。
(酉)57-1030 廃車済
CNGエアロスターは、屋根上のガスタンクなどの劣化等を理由に、日本全国でももうほとんど見かけられなくなり、車種自体が珍しいバスとなりつつあります。今日はそんなバスについてのお話です。
写真はほとんどが2020年に撮られたものです。
では早速本題に入りましょう。
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目次
1,車外全体
2,リアなど装備
3,車内装備
4,フロント部など装備
5,消えるガスエアロ
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〜1,車外全体〜
やっぱりエアロスターと言うだけあって、大きな車体ですね。屋根上の大きなCNGガスタンクも目立ちます。
酉島車庫を入出庫するガスエアロ
(酉)56-0840 廃車済
重々しい車体 カーブで傾く姿もかっこいい
〜2,外装 後ろ側〜
まずはリアから見ていきます。
降車中の表示器や広告枠が付いています。
一般的なシティバスともここらは変わりませんね。
乗降中の表示器は、車椅子のスロープを引き出している時は「車いす・乗降中」と点灯するようになっています。他にも緊急時には SOS などの表示もできます。
ガラスには酉島所属であることを示す、〇酉のステッカーが貼られています。
続いては側面に、
局番の下には大阪シティバスの文字が貼られています。剥がすと大阪市交通局が…
続いてドア周り
大阪市営バス時代からお馴染みの、巻き込み防止のタイヤカバーがついています。
インターホンも設置されています。
水色帯の車両は、インターホンステッカーも水色の枠なんですね。
2007年導入の車両なので、標準仕様ノンステップバスのステッカーは緑でもいいと思うんですが、何が違うんでしょうか…
〜3,車両装備など〜
さて、いよいよ車内に移ります。
まずは後ろ側から
左にかかっているのは車椅子固定用のベルトですね。
一般的な2人がけ席です。
左下にはドアコックがあります。
水色のモケットに青のカーテンが映ますね。
Q.カーテンがある車両とない車両、何が違うの?
A.UVカット加工のガラスを付けた車両は、カーテンは設置されていません。何も加工が施されていない車両には、カーテンが設置されています。
続いては1番後ろのソファ型座席
左右共に、手すり付きの謎の箱が置かれています。そのため、端の席には手すりがありません。
方向幕カバーなど
青い透明の部分から方向幕が見えます。
横には手動スイッチもあるので、司令機が使えない時に目視で合わせるためですね。
「安全運行に努めます」というマグネットが貼られています。
続いてドア付近です。
エアロスターなので、一般的なエルガなどより窓が大きいですね。2018年4月頃より貼り付けの、子供のドアステッカーもついています。
向かって右側にはスロープ(予備)や左側には手袋入れなどがあります。
続いてはつり革です。
大阪シティバスでは、30年ほど前から茶色い五角形のつり革を採用しています。
ガスエアロでは、エルガなどの一般車より、少し短いつり革が採用されています。
←ガスエアロ エルガ→
短尺のつり革はほかにも、2013年式のエアロスターやブルーリボンシティにもつかわれています。
続いて前側です。
大阪シティバスではコロナ対策のため、2020年の4月頃から運転士の後ろの席を左右封鎖しています。前面展望席、いわゆるアホ席です。
新型車には、前面展望席がないのが残念…
バスを降りて最後はフロント部
〜4, 外装 フロント部〜
逆光…
2つ目の横長いライトに安全窓、The エアロスター という顔つきですね。
みおつくしを隠したシティバスの社紋ステッカーがついています。
屋根には新設の警告放送を流すスピーカーが付いています。
側面の窓にも〇酉のステッカーが貼られています。幕を回しながら酉島車庫へ
天然ガスノンステップバスの文字も、見る機会が減ってしまいますね…
〜5,消えるガスエアロ〜
排気ガスなどの排出も、ほかのディーゼル車よりも低く、環境にも優しいですが、屋根上の大きなガスタンクの経年劣化等の理由もあり、ファミマカラーの新車への置き換えで廃車になりつつあります。
仲間に見守られながら廃車を待つ LED幕式ガスエアロ、社紋も剥がされて雰囲気が少し違いますね…
こちらにも1台 こちらは運賃箱が取られているようです。安全のラミネートも掲げたままなので、まだ出庫してきて走りだしそうなくらいです…
この時(2020年11月)はまだLED式のガスエアロしか廃車にはなっていませんでしたが、いよいよ幕式のガスエアロも本格的に廃車が始まってしまいました。記録はお早めに…
では、今日はこの辺で
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